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太田教授vs国立健康栄養研究所(1)
事の発端 2016年6月10日、国立健康栄養研究所が「水素水」に関する見解を素材情報データベースに掲載しました。
内容は次のとおりです。
水素(H)は、ヒトの体重の約10%を占める生体元素で、水などの様々な化合物の構成元素となっている。この単体である水素分子(H2)(分子状水素、水素ガスともいう)を一般に水素と呼んでいる。
水素分子は1気圧、室温の条件下で水中に0.8 mM (1.6 mg/L (ppm) ) 溶存し得る。
水素水とは、水素分子(水素ガス)の濃度を高めた水である。
水素水の調製法としては、
1)加圧下で水素ガスを水に充填する方法
2)マグネシウムと水、あるいはアルミニウムと酸化カルシウムと水の化学反応により水素分子を発生させて溶存する水素分子濃度を高める方法
3)水の電気分解により陰極側に発生した水素分子が豊富な水を利用する方法がある。
電気分解により調製された水は、還元水素水、アルカリイオン水、電解水素水などと呼称されることがある。
電気分解または金属との化学反応によって調製された水素分子を含む水素水の健康に対する影響は、ミネラル等、水素分子以外の因子の関与が否定できない。
水素分子はペットボトルなどの容器では時間が経つにつれ抜け出てしまうため、抜け出しにくいアルミパウチの容器に入れる対応がとられている。
俗に、「活性酸素を除去する」「がんを予防する」「ダイエット効果がある」などと言われているが、ヒトでの有効性について信頼できる十分なデータが見当たらない。
現時点における水素水のヒトにおける有効性や安全性の検討は、ほとんどが疾病を有する患者を対象に実施された予備的研究であり、それらの研究結果が市販の多様な水素水の製品を摂取した時の有効性を示す根拠になるとはいえない。
水素分子(水素ガス)は腸内細菌によって体内でも産生されており、その産生量は食物繊維などの摂取によって高まるとの報告がある。従って、市販の多様な水素水の製品を摂取した水素分子の効果については、体内で産生されている量も考慮すべきとの考え方がある。
この発表を受けたマスコミが、「水素水なんて・・・」「安全性に疑問・・・」等々、やりたい放題の記事を掲載し、人類の明るい健康寿命の礎になるかもしれない貴重な研究成果をいたずらに陥れられた格好となりました。
本件を受け、水素に関する医学的効果を、これまでにたくさんの論文で発表されてきた水素研究の第一人者とも言える日本医大の太田成男教授が立ち上がり、国立健康栄養研究所に出向かれました。
(このつづきは次回とします)
20/08/15
20/04/21
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事の発端
2016年6月10日、国立健康栄養研究所が「水素水」に関する見解を素材情報データベースに掲載しました。
内容は次のとおりです。
水素(H)は、ヒトの体重の約10%を占める生体元素で、水などの様々な化合物の構成元素となっている。この単体である水素分子(H2)(分子状水素、水素ガスともいう)を一般に水素と呼んでいる。
水素分子は1気圧、室温の条件下で水中に0.8 mM (1.6 mg/L (ppm) ) 溶存し得る。
水素水とは、水素分子(水素ガス)の濃度を高めた水である。
水素水の調製法としては、
1)加圧下で水素ガスを水に充填する方法
2)マグネシウムと水、あるいはアルミニウムと酸化カルシウムと水の化学反応により水素分子を発生させて溶存する水素分子濃度を高める方法
3)水の電気分解により陰極側に発生した水素分子が豊富な水を利用する方法がある。
電気分解により調製された水は、還元水素水、アルカリイオン水、電解水素水などと呼称されることがある。
電気分解または金属との化学反応によって調製された水素分子を含む水素水の健康に対する影響は、ミネラル等、水素分子以外の因子の関与が否定できない。
水素分子はペットボトルなどの容器では時間が経つにつれ抜け出てしまうため、抜け出しにくいアルミパウチの容器に入れる対応がとられている。
俗に、「活性酸素を除去する」「がんを予防する」「ダイエット効果がある」などと言われているが、ヒトでの有効性について信頼できる十分なデータが見当たらない。
現時点における水素水のヒトにおける有効性や安全性の検討は、ほとんどが疾病を有する患者を対象に実施された予備的研究であり、それらの研究結果が市販の多様な水素水の製品を摂取した時の有効性を示す根拠になるとはいえない。
水素分子(水素ガス)は腸内細菌によって体内でも産生されており、その産生量は食物繊維などの摂取によって高まるとの報告がある。従って、市販の多様な水素水の製品を摂取した水素分子の効果については、体内で産生されている量も考慮すべきとの考え方がある。
この発表を受けたマスコミが、「水素水なんて・・・」「安全性に疑問・・・」等々、やりたい放題の記事を掲載し、人類の明るい健康寿命の礎になるかもしれない貴重な研究成果をいたずらに陥れられた格好となりました。
本件を受け、水素に関する医学的効果を、これまでにたくさんの論文で発表されてきた水素研究の第一人者とも言える日本医大の太田成男教授が立ち上がり、国立健康栄養研究所に出向かれました。
(このつづきは次回とします)