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「良い水」と「悪い水」の見分け方
皆さんこんにちは。
水科学のはがです。
今日は、「良い水」「悪い水」の見分け方についてお話しさせて頂きます。
「良い水」「悪い水」の選別法をお話しする前に、酸化(サビる)するという現象をご理解いただく必要があります。
酸化した状態を化学の定義で表すとこうなります。
※酸素oと化合するか、水素Hを奪われた状態 ※または、物質が電子eを失った状態
さて、これで「良い水」と「悪い水」の選別方法がおおよそご理解いただけたのではないでしょうか。
そうです。「酸化力(サビさせる力)の有無」です。
酸化力があれば「悪い水」、なければ「良い水」といえます。
前回のお話し「浄水器やウォーターサーバーは健康に良い水とは言えない」に記載した、良い水の条件2つを覚えていますか?
※1つ目⇒最低条件として「健康を害さない」(抗酸化力) ※2つ目⇒高等条件として「健康に良い」(還元力)
物質に水素(H )イオン、電子(e-)をあたえ、もとの元気な状態に戻すチカラ、いわゆる「還元力」があれば、高等条件をも充たす「良い水」ということになります。
そして、そのお水が触れるものをサビさせるチカラがあるのか、還元させるチカラがあるのかは、お水の電位を測ることで判別できます。それを測れるのが酸化還元電位計(ORP計)というものです。
酸化還元電位 指標
この図で表したのは、ゼロを境に右側の状態にある水が酸化力の強い「健康に悪い水」、左側の状態にある水が還元力が強い「健康に良い水」というものです。いわゆる「還元力」「抗酸化力」がある左側に表される水が健康に良い水というわけです。
「高性能な浄水器を通したお水なのに・・・なぜ健康に良くない水なの?」と聞こえてきそうですね!
日本の水道は公共水としては世界レベルでみてもトップレベルに「安全」と云われていますが、それはあくまでも「安全」というレベルのお話しです。
日本の水道水は、外国との比較で5倍~15倍もの、それはそれはたっぷりの塩素で消毒されていますから、当然「安全」という意味では「とっても安全」なのです。
水道水には塩素や発ガン物質で知られる総トリハロメタン等が含まれていることは広く知られていますね。
これら水道水に含まれる有害物質については、全てに安全上の基準が決められており、これをクリアしていることは事実です。しかし、水道水に毒性のある物質が入っていること、これもまた紛れもない事実です。
さて、浄水器によって水道水に潜んでいる塩素、雑菌、菌の死骸、鉛、総トリハロメタン等を少なくすれば「健康に良い水」と言えると思いますか?
不純物が少なくなった「安全な水」とは言えますが、決して「健康に良い水」とは言えません。
水に塩素を入れると大量の活性酸素が発生し、その活性酸素によって微生物が死滅するため、結果的に「殺菌された」という状態になるということは以前にもお話ししましたね。
この殺菌法の残念なことは、活性酸素によって微生物が死滅するのと同時に、水そのものも酸化させられてしまうということもお話ししました。
「浄水器やウォーターサーバーは健康に良い水とは言えない」というお話しでも書きましたが、水の電子を計測することによって、その水が物質を酸化させやすい状態にあるのか、還元させやすい状態にあるのかを測ることができます。
地域によっても異なりますが、日本の水道水はおおよそ(+)500mV~(+)800mVと、非常に強い酸化力をもっています。
これは、浄水器によって塩素や雑菌、発ガン性物質など、水道水に含まれる不純物を少なくしたところで酸化還元電位が変わるものではありません。
以前もお話ししたとおり、たとえば公園の砂場にガビョウ📌が混じったとします。このままでは子供たちを遊ばせられませんから、目の細かいザルのようなもので砂を振るいにかけガビョウ📌だけを取り除きます。
こうすることで、ガビョウ📌が取り除けますから「安全な砂場」にはなりますが、「砂」そのものはエジプトの砂に変化したわけでもなく、星型の砂に変化したわけでもありません。「砂」そのものは何も変化していないですよね? ガビョウ📌が水の中の不純物であり、砂が水道水(いわゆる水)とお考えください。これと同じことなのです。
水の中に含まれる不純物(菌やゴミ等々)が少なくなることで「安全な水」と言える状態になりますが、この状態=「健康に良い水」ではないということです。
健康に良い水というのは、酸化力を持たない「抗酸化力のある水」のことであり、酸化したものを還元できる「還元力のある水」のことをいうのです。
20/08/15
20/04/21
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皆さんこんにちは。
水科学のはがです。
今日は、「良い水」「悪い水」の見分け方についてお話しさせて頂きます。
「良い水」「悪い水」の選別法をお話しする前に、酸化(サビる)するという現象をご理解いただく必要があります。
酸化した状態を化学の定義で表すとこうなります。
※酸素oと化合するか、水素Hを奪われた状態
※または、物質が電子eを失った状態
さて、これで「良い水」と「悪い水」の選別方法がおおよそご理解いただけたのではないでしょうか。
そうです。「酸化力(サビさせる力)の有無」です。
酸化力があれば「悪い水」、なければ「良い水」といえます。
前回のお話し「浄水器やウォーターサーバーは健康に良い水とは言えない」に記載した、良い水の条件2つを覚えていますか?
※1つ目⇒最低条件として「健康を害さない」(抗酸化力)
※2つ目⇒高等条件として「健康に良い」(還元力)
物質に水素(H )イオン、電子(e-)をあたえ、もとの元気な状態に戻すチカラ、いわゆる「還元力」があれば、高等条件をも充たす「良い水」ということになります。
そして、そのお水が触れるものをサビさせるチカラがあるのか、還元させるチカラがあるのかは、お水の電位を測ることで判別できます。それを測れるのが酸化還元電位計(ORP計)というものです。
酸化還元電位 指標
この図で表したのは、ゼロを境に右側の状態にある水が酸化力の強い「健康に悪い水」、左側の状態にある水が還元力が強い「健康に良い水」というものです。いわゆる「還元力」「抗酸化力」がある左側に表される水が健康に良い水というわけです。
「高性能な浄水器を通したお水なのに・・・なぜ健康に良くない水なの?」と聞こえてきそうですね!
日本の水道は公共水としては世界レベルでみてもトップレベルに「安全」と云われていますが、それはあくまでも「安全」というレベルのお話しです。
日本の水道水は、外国との比較で5倍~15倍もの、それはそれはたっぷりの塩素で消毒されていますから、当然「安全」という意味では「とっても安全」なのです。
水道水には塩素や発ガン物質で知られる総トリハロメタン等が含まれていることは広く知られていますね。
これら水道水に含まれる有害物質については、全てに安全上の基準が決められており、これをクリアしていることは事実です。しかし、水道水に毒性のある物質が入っていること、これもまた紛れもない事実です。
さて、浄水器によって水道水に潜んでいる塩素、雑菌、菌の死骸、鉛、総トリハロメタン等を少なくすれば「健康に良い水」と言えると思いますか?
不純物が少なくなった「安全な水」とは言えますが、決して「健康に良い水」とは言えません。
水に塩素を入れると大量の活性酸素が発生し、その活性酸素によって微生物が死滅するため、結果的に「殺菌された」という状態になるということは以前にもお話ししましたね。
この殺菌法の残念なことは、活性酸素によって微生物が死滅するのと同時に、水そのものも酸化させられてしまうということもお話ししました。
「浄水器やウォーターサーバーは健康に良い水とは言えない」というお話しでも書きましたが、水の電子を計測することによって、その水が物質を酸化させやすい状態にあるのか、還元させやすい状態にあるのかを測ることができます。
地域によっても異なりますが、日本の水道水はおおよそ(+)500mV~(+)800mVと、非常に強い酸化力をもっています。
これは、浄水器によって塩素や雑菌、発ガン性物質など、水道水に含まれる不純物を少なくしたところで酸化還元電位が変わるものではありません。
以前もお話ししたとおり、たとえば公園の砂場にガビョウ📌が混じったとします。このままでは子供たちを遊ばせられませんから、目の細かいザルのようなもので砂を振るいにかけガビョウ📌だけを取り除きます。
こうすることで、ガビョウ📌が取り除けますから「安全な砂場」にはなりますが、「砂」そのものはエジプトの砂に変化したわけでもなく、星型の砂に変化したわけでもありません。「砂」そのものは何も変化していないですよね?
ガビョウ📌が水の中の不純物であり、砂が水道水(いわゆる水)とお考えください。これと同じことなのです。
水の中に含まれる不純物(菌やゴミ等々)が少なくなることで「安全な水」と言える状態になりますが、この状態=「健康に良い水」ではないということです。
健康に良い水というのは、酸化力を持たない「抗酸化力のある水」のことであり、酸化したものを還元できる「還元力のある水」のことをいうのです。