高性能浄水器を通せば「健康によい水」になると思いますか? 0120-299-144 〒334-0013 埼玉県川口市南鳩ヶ谷7丁目29-18-1F [ 営業時間 ] 9:00〜18:00 [ 定休日 ] 日曜・祝日
皆さん、こんにちは。
水科学の芳賀でございます。
本日は、浄水器と生成器の違いについて書いてみたいと思います。
安価な浄水器、高価な浄水器、または逆浸透膜(RO)浄水器、高性能浄水器など、浄水器にもいろいろありますね。
どんなに高価で高性能な浄水器を通しても、「触れるものを確実にサビさせる強い酸化力をもつ水道水」を、「強い酸化力をもたない水道水」に変化させるチカラはありません。
また、「触れるものすべてをサビさせるチカラ(酸化力)をもった水」を「健康によい水」とは云えませんよね。
健康によい水というのは、たとえば、その水の中に鉄くずを入れて1週間または1ヶ月放置しておいても鉄くずをサビさせない水、いわゆる「酸化力のない水」であり「抗酸化力」をもつ水のことを健康によい水というのです。
さらには、「抗酸化力」にとどまらずサビたものを元に戻すチカラ、いわゆる「還元力」をもつ水のことを「健康によい水」と言います。
●「浄水器」=「健康」ではありません!
浄水器を通したお水は「不純物が少なくなった水道水そのもの」ということを、しっかりご認識いただきたいと思います。
浄水能力の優劣は、除去できる不純物の量で区別されています。なので、高性能浄水器を通したお水は、より多くの不純物が取り除かれたお水と云えます。
たとえば、公園の砂場にクギが混じったとします。このままでは子供たちを遊ばせられませんから、目の細かいザルのようなもので砂を振るいにかけクギだけを取り除いたとします。
このときクギは取り除けても、「砂」そのものはエジプトの砂に変化したわけでも、星型の砂に変化したわけでもありませんね。「砂」そのものは何も変化していないということを、ご理解いただきたいのです。
ここで言う「クギ」が水の中でいう「不純物」であり、「砂」が「水道水(いわゆる水)」とお考えください。浄水器のフィルターによって、水道水に含まれる不純物は少なくなりますが、水道水自身(水自身)の強い酸化力が減少するわけではないのです。
高性能な浄水器を通した水道水は
いわゆる「ゴミが少なくなった水道水そのもの」なのです。
日本の水道は公共水としては世界でもトップレベルといわれていますが、水に苦労することのない日本に比べ、水そのものへの意識は諸外国の方が高いともいわれています。
もともと、ペットボトルのお水を買って飲むという習慣は日本の方がはるかに遅れていました。
それでも、諸外国の公共水事情はまだまだ低水準にあり、水栓の蛇口をひねれば水道水を飲めるという国はまだまだ少なく、日本の水質程度でもトップクラスといわれてしまうだけというのが実情です。
水道水には、殺菌のために投入される塩素、発ガン物質で知られる総トリハロメタン等が含まれていることが広く知られています。
これら水道水に含まれる有害物質については、全てに安全上の基準が決められていますが、水道水はこれらの物質が入った水であること、これは紛れもない事実です。
●浄水器ができること
砂場のお話しと同様、浄水器にできることは、水道水の中に潜んでいる塩素、雑菌や菌の死骸、鉛、総トリハロメタン等を少なくすることです。いわゆる、ザルによって振るいにかける、またはフィルターによってゴミを少なくするイメージです。
●塩素・雑菌・発ガン性物質などを取り除けば「健康によい水」といえるのでしょうか?
水道水が塩素で殺菌されていることはご存知だと思います。では、なぜ塩素を投入すると殺菌されるのかご存知でしょうか?
実は、水に塩素を投入すると大量の活性酸素が発生するのです。その活性酸素によって微生物が生きていれなくなるため、結果的に「殺菌された」という状態になるのです。
●塩素殺菌のデメリットは水そのものに酸化力をもたせてしまうこと
この殺菌法の残念なところは、活性酸素によって微生物が死滅するのと同時に、水そのものが死んでしまい、強い酸化力を発揮する水になってしまうことです。
酸化(サビさせる)とは、物質から電子が離脱した又は水素が奪われたことをいい、逆に還元(元に戻す)とは、物質が電子を受け取った又は水素を取り戻したことをいいます。
このように水の電子を計測することによって、その水が触れるものを酸化させやすい状態にあるのか、還元させやすい状態にあるのかを測ることができます。
地域によっても異なりますが、日本の水道水はおおよそ(+)500mV~(+)800mVと非常に高い酸化力をもっています。
この電位は、浄水器によって塩素や雑菌、発ガン性物質など、いわゆる不純物を少なくしたところで、とくに何も変わらないということをご認識ください。
因みに、ケアウォーターV2ECOが生成するプロトン水素水も、アキュエラブルーが生成する飽和水素水も、どちらの酸化還元電位(ORP)もマイナス500mV前後という効果的な還元力を放ちます。